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【協力・協賛募集】ノイシュヴァンシュタイン城展の企画について

1. 企画趣旨
ヨーロッパ屈指の観光名所であるノイシュヴァンシュタイン城について、本展では、その美術的価値を強調し、後世への影響を探ります。
同城の特徴的な点は、オペラの舞台画家クリス チャン・ヤンク(1833-1888 年)がイメージを形作ったことであり、その物語の一場面を切り取ったような幻想的な姿が、建築家エデュアルド・リーデル(1813-1885 年)との協働で大部分実現されました。
建設を命じたバイエルン国王ルートヴィヒ 2 世(1845-1886 年)は、バロックやロココの派手な様式に囲まれ、同時代に流行したロマン主義の絵画や音楽のなかで中世の騎士道物語や自然の風景にあこがれ、ワーグナー(1813-1883 年)を庇護した人物 です。
同城は、このような彼の芸術への愛好が凝縮した総合芸術ということができるでしょう。
本展は、城建設に至る過程をアイデアスケッチ、舞台モデル、関連する絵画や音楽などによって多面的に検証する、これまでにない展示です。
さらに同城が観光地化された過程なども紹介し、現代の私たちとのつながりを明らかにします。
本展は、札幌・ミュンヘン姉妹都市交流 50 周年の記念として2022年に札幌から巡回をスタートさせ、2023年以降全国巡回を目指します。

2. 章構成と出品作品
(1)城の美 ノイシュヴァンシュタイン城の姿:城の全体像や細部の写真を展示。
(2)狂王の夢 築城への執着:国王の生涯や築城に関わる史料、写真、絵画、家具、宝飾品等を展示し、国王の芸術への愛好がどのように醸成されたかを検証します。
(3)クリスチャン・ヤンク 19世紀ドイツの絵画と舞台美術:ヤンクらによるオペラの舞台モデルや、ドイツ・ロマン主義の名画などを展示。絵画や舞台美術の文脈から、城の構想へ至るプロセスを明らかにします。この章が本展の独創性・学術性の核となっており、調査研究が必要です。
(4)ノイシュヴァンシュタイン城の構想から完成まで:同城のアイデアスケッチと図面を展示。また、城内の「玉座の間」の空間をワーグナーの楽曲とともにプロジェクションマッピングで再現し、建築が美術や音楽や物語と融合したことを体験できるようにします。
(5)城のその後 再生産されるイメージ:同城がドイツ屈指の観光地化されるに至った経緯のわかる資料や二次創作物を紹介し、現代の私たちにとっても身近なものであると実感させます。

3. ご協力いただきたいこと

本展を企画するにあたって、一番の難点は金銭的な部分です。国際展となると調査や輸送に費用がかかります。
地方の美術館が単独で行うには厳しいので、協賛・協力いただける方・企業様を募っております。
具体的な出品作品は目星をつけておりますが、それらが本当に日本へ輸送可能か、ドイツで確認・交渉しなければ展覧会全体の内容や経費も見えてきません。
様々な形で調査費獲得を目指しておりますが、ここでも募集をしたいと思います。成果がでるのに時間がかかるうえ、困難を伴うものです。それでも応援したいという方と出会うことができればと思います。
金銭面以外でも、「こんなことなら協力できる」というお声がけもお待ちしております。

近年では地方の美術館が国際展を企画するのが難しくなっています。
学芸員に力がないというわけでなく、金銭面や日常業務の幅広さが主な原因です。
しかし現状に甘んじてはますます地方が衰退します。新しい企画展を地方から発信し、国際交流にもつなげていきたいです。

美術館学芸員でドイツのお城研究をしているという、唯一無二の存在である私に、ぜひチャンスをいただきたいと思います。

企画者プロフィール&連絡先は、リサーチマップにて!

ノイシュヴァンシュタイン・・・・バイエルン地方のアルプス山塊が果て、なだらかな高原が続く、とある断崖の頂きに、塔、小塔、鐘楼、望楼、銃眼、突廊などがそびえ立つ。入口の石が黄土色であるのを除けば、明るい色の石造りの建物の周囲に、樅の木立が繁り、切り立った坂の上にあって、危うい均衡を見事に保っている。周囲の風景に非の打ちどころないまでに組み入れられた、巨大で、広大な建築である。ギュスターヴ・ドレの描くデッサンのようであり、中世的なロマンチシズムの瞑想にふけるヴィクトル・ユゴーの筆になるかと思わせる景観である。幻想的な光景に、ただ目を見開いて感嘆する。遠くから望むと・・・・近くによると、あまりの簡素さに圧倒される・・・・・。そうだ、ノイシュヴァンシュタインは美しいというだけではない。それは幻想の世界の城であり、見る角度や標高によってその姿を変える。下方から見あげると、中空にただようかに見え、上方から見おろすと、湖と山の峰の間にくっきりと浮かびあがる。平野部から見れば、この城は山頂の守護者である。マリア橋から望む城の姿と、ポラットの谷間と滝は忘れがたい印象を与え、浪漫主義ドイツを象徴している。――ジャン・デ・カール著、三保元訳『狂王ルートヴィヒ 夢の王国の黄昏』中公文庫


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お城情報、つぶやきまとめ その5





























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お城情報、つぶやきまとめ その4

素晴らしいお城の報告をダイジェストでご覧ください。


















































































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【特集】中世のお城には意外と木材が使われている

中世ヨーロッパのお城といえば、石造りで堅牢なイメージがあります。
ところが、実際は結構木材が使われていたのでは?
石だけでなく、木の使われ方にも注目してみると、お城への理解が深まるかもしれません。

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こちらはヴァルトブルク城の「ルターの部屋」。
ルターがこの部屋にこもってラテン語の聖書をドイツ語訳したことで有名です。
中央の緑色のものが暖房設備。火を焚いて、熱をこのタイル状の暖房まで送り込みます。
壁は石の部分が見えていますが、その上に木の板が張られていることがわかります。
石よりも木のほうが当然保温性があるので、寒いドイツではこの板張り+暖房設備の構造は古くから存在していたようです。
といっても、ルターの時代は1500年代なので、ここは結構新しめですが・・。

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城郭内の居住館についても、往々にして町の住宅と変わらない姿であることがあります。
ヴァルトブルク城の居住館は、写真のように木造の軸組みが壁の表面にみられるハーフティンバー(ファッハヴェルク)となっています。木組みが装飾を兼ねるとともに、狭い土地のなかで床面積を確保するのには理に適っているといえます。
城郭の外側は高い石壁で守られているが、内側の居住区域では木がたくさん使われ、城内の居住性を高めていたといえます。
屋根なんかもだいたい木で組まれています。

非常に古い城郭では石の部分だけが残っていて、それが中世の城のイメージに直結しているように思われます。
実際多くの城は、火災などで木造部分が消失してしまっているだけで、本当は石だけではなかったのではないでしょうか。

余談ですが、中世の城が廃墟化した原因として、意外にも戦争によるものは1割程度で、自然災害や管理放棄による劣化のほうが圧倒的に多いとする研究もあります。
ノートルダム聖堂が焼けてしまうのも自然なことだった・・・?!
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ドイツ・ローテンブルクの人気&おすすめホテル☆
ドイツ・ミュンヘンの人気&おすすめホテル☆

レーゲンスブルクの世界最古のソーセージ屋さん

気が付いたら年の瀬でした、今年もお疲れさまでした。
ここで古代ローマ軍駐屯地にその起源を持つ古都レーゲンスブルクの思い出を。
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ミュンヘンから比較的近く、夏場は過ごしやすく美しいという噂を聞いて、私は2月に来ました。
するとお空がどんより、、、夏に行けばよかった。

それでも、空に突き刺さるような高さのレーゲンスブルク大聖堂は圧巻です。
双塔のかなり高い位置で双方をつなぐ通路が見えるのがすごく気になっています。歩けるのかな?

この町の歴史の話をすると長くなってしまうので割愛しますが、
ここには世界最古のソーセージ屋さんがあります。
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それがこちらの「ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ」。直訳すると歴史的なソーセージ屋(そのまんま)。
中世に架けられたドナウ川の石の大橋のそばにあり、当時の作業員の食事処として使われていたとか。

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ソーセージは小ぶりでしっかりと焼き上げられています。外はかりっと、中はジューシー。
大量のザワークラウトと、黒ビールとともにいただきました。
ドイツでおなかの調子が良くなるのは、ザワークラウトのお蔭かもしれません。最強の発酵食品だと思う。

有名な話ですが、この店のテーブルにはパンが常備されています。
こちらは有料で、1かけら1ユーロくらいとられます。
知らずにパクパク食べると大変なことに・・・。会計時に「パン何個食べた?」と聞かれますよ。注意!
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プロフィール

Ume

Author:Ume
ドイツのお城を専門に研究している珍しい人。筆者についてはこちらもご覧ください。Facebookページはこちら、ツイッターはこちら(ブログ更新情報をお届け)。講演・執筆・監修依頼など、メールフォームやコメント欄から気軽にご相談ください。
ブログのロゴが付いた写真は筆者自らが撮影したものです。無断転載・加工はご遠慮ください。


★執筆・編集しました★

砂澤ビッキ 風を彫った彫刻家ー作品と素描ー

★論文掲載されました★

ドイツ研究【第50号】

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