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ヴァルトブルク城 ―ドイツ宗教改革の舞台― その1

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ドイツ・テューリンゲン州アイゼナッハには、世界遺産でもあるヴァルトブルク城(Wartburg)があります。このお城は宗教改革を行ったルターが生活した場所でもあり、歴史エピソードが豊富です。今回は登城記です。

ドイツのど真ん中に位置するアイゼナッハは音楽家のバッハ生誕の地としても有名で、バッハ像が立っていました。
城郭は、町からすこし離れた山のうえにたっています。

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霧が濃いせいか、怪しい雰囲気がただよっています。通常の観光客は専用のバスで登るようですが、私はいつものように歩いて登ることにしました。

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道は狭く、曲がりくねっており、巨大な岩の壁に沿ってのぼっていきます。馬に乗って攻めるのは困難だったと思われます。

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入口付近までたどり着きました。この時は城郭内でクリスマスマーケットが催されており、想像以上に人がたくさんいました。

00 Wartburg Burgplan
この図でいうと4番が入り口となっています。この跳ね橋付きの門をくぐると一つ目の中庭があります。さらに奥へ進むと、二つ目の中庭があります。二つ目の中庭には巨大な貯水槽(16番)、最も古い本館(13番)があり、こちらが城郭の核の部分だとわかります。この巨大な貯水槽は特徴的です。雨水をため、時間をかけて不純物と水を分離させるフィルターシステムが中世中期にはすでに存在していた証拠です。

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こちらが一つ目の中庭。ハーフティンバーで組まれた廊下に囲われており、この廊下は各建物を結んでいます。中庭の中心には表面が彫刻された小さな井戸があります。

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一つ目の中庭に面する城守の建物。「ニュルンベルクの出窓」と呼ばれる木製の出窓が付いています。なんでこんなところにニュルンベルク?電車で3、4時間くらいかかる距離がありますよ。これには事情があるようで、1872年にニュルンベルクのハルスデルファー(17世紀の詩人)の家が取り壊される際に、この出窓がヴァルトブルクに隔離されたためだといわれています。

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この門をくぐると、二つ目の中庭に入ることになります。

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こちらが二つ目の中庭。右側に三階層の本館、本館に隣接して角形の主塔が見えます。

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城内で最も古い部分(12世紀頃)とされる本館の中庭に面するアーケードです。円柱が規則的に並べられており、柱頭には植物風(ときどき動物風)の繊細な彫刻がみられます。

次回は内部や歴史エピソードなどについて詳しく書きたいと思います。
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